独ダイムラーのヴェルト工場、75万台目のCKDキット出荷

独自動車大手のダイムラーは4月25日、ヴェルトにあるメルセデスベンツのトラックのCKD(完全ノックダウン)センターから、75万台目のCKDキットを出荷したと発表した。該当するモデルは大型トラック「アクトロス 2652 LS 6x4」で、仕向け先は南アフリカ。同センターはこれまで、最大で2,500個の部品からなるCKDキットを世界60カ国に輸出してきた。

通常、ひとつのCKDキットにはトラック4台分の部品が積み込まれる。これは合計で48個の部品パッケージで構成され、重量は50~70トンに達する。

ヴェルトのCKDセンターは1966年に開設された。CKDキットの輸出を通じ、新車輸入時の高額な関税を回避するほか、現地の顧客ニーズに応じた柔軟な供給を実現している。現在、主に南アフリカ、ロシア、サウジアラビア、マレーシア向けに輸出している。

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