独マーレ、車両整備機器の生産・開発をイタリアに統合へ

独自動車部品大手のマーレは4月29日、これまで3カ所に分散していた車両整備機器の生産・開発拠点「マーレ・サービスソリューション」をイタリアのパルマに統合すると発表した。新拠点では、空調機や変速機、走行アシスト機能などの整備・診断機器を開発、生産する。敷地面積は、1万5,000平方メートル、工場建設はすでに今年3月に着手しており、2020年第1四半期の稼働を目指す。

マーレのアフターマーケット事業を統括するオラフ・ヘニング氏は、今回の新センターの建設について「当社にとって重要なステップとなり、今後さらに最良の車両整備ソリューションを顧客に提供していく」と述べた。当該事業部門は世界に25の販売拠点と1,600名の従業員を抱えており、2017年の売上高は約9.5億ユーロだった。マーレグループは世界30カ国に170の工場と7万8,000人の従業員を抱えている。2017年の売上高は128億ユーロだった。

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