EU新車販売、4月は0.4%減少

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2019年4月の新車販売(登録)は130万3,787台となり、前年同月に比べ0. 4%減少した。販売減少は、昨年9月から8カ月連続となる。1~4月の累計は、前年同期比2.6%減の533万6,703台となった。

4月の新車登録のうち、2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)が前年同月比4.6%増と好調だった。EU15カ国(2004年のEU拡大以前の加盟国)は0.9%減と前年同月をやや下回っている。

主要5カ国の新車登録は、スペイン(2.6%増)、イタリア(1.5%増)、フランス(0.4%増)が前年同月を上回った一方、ドイツ(1.1%減)、英国(4.1%減)は下回った。

メーカー別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比3.7%減少。これに対し、2位のPSAグループは1.5%増、3位のルノー・グループも1.8%増とフランス勢は前年同月に比べ増加した。

日本勢は、三菱自(24.6%増)が大幅な2桁増だったほか、トヨタ・グループ(2.7%増)、マツダ(0.4%増)が前年同月を上回った。日産(16.7%減)は2ケタの減少、ホンダ(3.1%減)も前年同月を下回った。

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