独自動車部品会社のヴィッテ・オートモーティブは5月11日、ブルガリア北部のルセで拡張工事を終えた工場の開所式を行った。同工場には現在、従業員約1,000人が勤務している。工場の拡張に伴い、今後段階的に350人を増員する予定。
ブルガリア工場では、テールゲートラッチ(後部荷室の扉の掛け金)やシートラッチ、リアビューカメラなどを生産している。1月あたり700万個を超える製品を生産しており、70社超の顧客の250以上の拠点に部品を供給している。同社は例えば、フォルクスワーゲン(VW)、アウディ、フォード、ダイムラー、BMW、ボルボなどの自動車大手を顧客に持つ。
ブルガリア子会社ヴィッテ・オートモーティブ・ブルガリアの2018年の売上高は1億ユーロ超だった。今後5年以内に同子会社の売上高を2倍に引き上げる目標を掲げている。
同社はデュッセルドルフに近いフェルベルトに本社を置く同族企業で、今年は1899年の創業から120周年を迎える。