ボルボの建機部門と中国同業が協力強化、15トン超の油圧ショベル事業を統合へ

スウェーデンの商用車大手ボルボグループは5月23日、建設機械部門のボルボ・コンストラクション・エクイップメント(ボルボCE)が傘下の中国同業・山東臨工工程機械(SDLG)との協力を拡大すると発表した。両社は2020年12月から、中国市場向けの15トン以上の全ての油圧ショベルの製造・販売を統合する。

ボルボCEとSDLGは現在、中国市場でそれぞれ独自の油圧ショベルを製造・販売している。統合後の製品はボルボの最新技術を導入して環境性能を高め、厳格化する中国の環境基準に対応させる。

ボルボCEは2017年にSDLGの株式70%を取得。年間売上高は30億スウェーデン・クローナから170億クローナに拡大した。SDLGはホイールローダーの大手で、ボルボCEの技術支援を受けて油圧ショベル市場にも進出を果たした。

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