ポルシェ、独ソフトウエア会社に過半数出資

独フォルクスワーゲン(VW)・グループ傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェは9日、独ソフトウエア会社のCetitecの資本の過半数を取得すると発表した。これにより、車載ソフトウエアおよびエレクトロニクス分野を強化する。Cetitecは引き続き、独立したサプライヤーとして自動車市場向けに製品や技術を提供していく。同取引の成立には、カルテル当局の認可が必要となる。

ポルシェは、コネクテッドカー(つながる車)の普及が進む中で、ソフトウエア分野を強化することで、市場ニーズに応じて新しい機能やサービスを迅速に市場投入できる体制を整える。

Cetitecは、ドイツのカールスルーエに拠点を置くK2Lのスピンオフ企業で2012年の設立。現在は、従業員約100人を抱えている。自動車関連のプラットフォームソリューション向けのソフトウエアを得意とし、ポルシェとはすでに、長期に渡り協力関係を築いてきた。

ポルシェは現在、新しいエレクトロニクスアーキテクチャーを基盤にした最初の車両を開発中で、当該モデルは差し当たり2022年の市場投入を見込んでいる。

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