仏自動車PSAの独子会社オペルは4日、新型「コルサ」の電気自動車(EV)モデル「コルサ-e」の販売価格を発表した。ベースモデルが2万9,900ユーロから、上位モデルは3万650ユーロから、トップモデル「ファーストエディション」は3万2,900ユーロからに設定した。オペルは「コルサ-e」を「真のEV国民車」と位置付けており、競合のEVモデルに対し競争力のある価格を設定した。すでに受注を開始しており、来年春から納車を開始する予定。なお「ファーストエディション」のリース価格は299ユーロ/月となる。
「コルサ-e」は容量50kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離で330キロメートル(WLTP:欧州連合(EU)の新排ガス検査方式)を確保している。充電時間は急速充電を利用した場合、容量の80%まで30分となる。最高出力は136PS、最大トルクは260Nm、0~100km/hの加速性能は8.1秒。ノーマル、エコ、スポーツの3つの走行モードを用意。車線維持や衝突警告などの運転支援機能を装備する。
新モデルは小型車セグメントとして初めて、グレアフリー(防眩)ハイビーム機能を持つLEDマトリクス・ライトシステム「IntelliLux」を搭載する。ライトシステムはフロントカメラの「オペルアイ」と連動し、交通状況に合わせて自動的に照射距離や光量を最適に調整する。