Daimler:独ダイムラー、「ファクトリー56」に5G導入

独自動車大手のダイムラーは17日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズがドイツ南部のシンデルフィンゲン工場に建設する新たな生産棟「ファクトリー56」に第5世代移動通信システム(5G)を導入すると発表した。スペイン通信大手テレフォニカ傘下のテレフォニカ・ドイッチェラントとスウェーデン通信機器大手エリクソンが共同で5G網を整備する。その後の5G網の運営はメルセデスベンツ・カーズが行う。

メルセデスベンツ・カーズによると、自動車の組み立て工場では世界初の5G導入となる。5Gの導入により、「ファクトリー56」内の設備や機械をネットワークで連携し、生産の高度化、効率化を図る。例えば、様々なデータの連携や生産ラインにおける製品の位置情報などを活用し、生産工程を最適化する。また、独自の5G網を持つことで、外部の第3者による生産データへのアクセスを防ぐことができる。

5Gでは、短時間で大量のデータを処理することができる。

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