独自動車部品大手のシェフラーは10日、ベトナム南部のビエンホアに建設した新工場を開設したと発表した。新工場への投資は4,500万ユーロ、今年末までに約300人の新規雇用を予定している。
ビエンホアはホーチミンから約50キロメートルの距離に位置する。シェフラーは11年以上前に、同社にとって東南アジアでは初の生産拠点を建設し、ベトナムに生産進出している。新工場は、既存工場に替わるもので、これまで生産していた製品の生産能力を拡大するとともに、ニードルローラーベアリング(針状ころ軸受)など、新しい製品の生産ラインを導入する。
新工場では、産業用ベアリングのほか、様々な用途向けの部品を生産する。新工場の製品は例えば、農業、建設、鉱業、駆動技術、食品加工、繊維、製紙、鉄鋼、セメント、自動二輪など、様々な分野の顧客に供給する。