Koito:小糸製作所、イスラエル新興企業に資本参加

小糸製作所(東京都港区)は6月25日、イスラエルのベンチャー企業であるブライトウェイ・ビジョン(BWV:BrightWay

Vision)に資本参加したと発表した。BWVは、先進運転支援システム(ADAS)向けの前方監視運転支援システムを開発・製造している。取引価格は2,400万ドルで、BWVの資本の36.92%を取得した。BWVとの協力により、ADAS搭載車や自動運転車向けの製品開発をさらに推進していく。

BWVは2011年の設立。同社が開発する「ゲーテッドイメージング技術に基づく前方監視運転支援システム」は、夜間撮影に優れ、雨や霧などの天候の影響を受けにくいうえ、単眼でも距離測定が可能などの特長がある。現在主流となっている可視光カメラは、天候の影響を受けやすく、単眼では正確な距離測定ができないなどの課題がある。

小糸製作所は今後、同社の自動車照明技術とBWVのカメラ技術を組み合わせたランプシステムの共同開発に取り組んでいくほか、高精度で悪天候でも撮像可能なカメラシステムの研究開発を強化する方針を示している。

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