PSA:仏PSAが慈善団体NPOと提携、移動弱者向けのソリューション開発で

仏自動車大手のPSAは7月22日、同国の慈善団体であるエマウス・フランスと共同で、移動手段に制約のある地域の課題を解決する「シェアード・モビリティ」プロジェクトを開始したと発表した。エマウスの活動基盤である農村部や郊外で、車を利用する手段を持たない「移動弱者」向けのソリューションを開発する。

当該プロジェクトでは2つの分野に焦点を当てる。ひとつは実際的な移動手段の確保で、地域のコミュニティが主導する形でカーシェアリングサービスや近距離相乗りサービス、電動自転車などを導入する。もうひとつは、「移動弱者」向けに必要な技能や知識を提供するもので、利用可能な移動サービスの周知や、運転免許証の取得に向けた学習機会を提供する。

エマウス・フランスのユベール・トラペー理事長は、「過疎地の住民や高齢者などの移動弱者が年々増えている。PSAと協力して問題解決に努めていく」と述べた。

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