独自動車照明・電子部品大手のヘラーが7月24日発表した2018/19年度(5月末)暫定決算における営業利益(EBIT、調整済み)は5億8,500万ユーロとなり、前期比で5.9%増加した。為替変動・ポートフォリオ調整後の連結売上高は前期比で5%増加。売上高営業利益率も前期の8.3%から8.4%に改善した。
為替損益や卸売事業売却を考慮した名目売上高は1.4%減の70億ユーロだったものの、営業利益(EBIT)は40.8%増の8億800万ユーロ、営業利益率は8.1%から11.6%に大きく好転した。
今年度(2019/20年度)の業績見通しについて同社は、自動運転や電動化のトレンドに乗って成長を確保できるとしている。このため、自動車市場の先行きが不透明さを増す中でも研究開発への投資を強化していく方針を示した。これを踏まえ、為替変動・ポートフォリオ調整後の連結売上高は65億ユーロ~70億ユーロ、営業利益率は6.5%~7.5%になると予測している。2018/19年度最終決算は8月9日の事業報告会で発表する予定。