英自動車工業会(SMMT)は5日、同国の2019年7月の乗用車新車登録が15万7,198台となり、前年同月に比べ4.1%減少したと発表した。販売減少は5カ月連続となる。1~7月の累計は、前年同期比3.5%減の142万6,443台だった。
7月の顧客別の登録台数は、個人が前年同月比2.0%減、大口法人は4.7%減、小口法人も22.5%減となり、すべてのカテゴリーで前年同月を下回った。
燃料別では、ディーゼル車が22.1%減少し、28カ月連続の減少となった。ガソリン車は2.6%増と安定していた。代替燃料車は、電気自動車が前年同月比158.1%増の2,271台と大幅に伸びた。市場シェアは1.4%に拡大し、電気自動車の月間市場シェアで過去最高を記録した。ハイブリッド車は前年同月比34.2%増の7,758台に伸びた。プラグインハイブリッド車は49.6%減の1,764台と低迷している。
SMMTによると、英国市場では現在、350以上のモデルが販売されている。うち、代替燃料車は約80モデルとなっており、このうち電気自動車は21モデルで、年内にさらに増える見通し。
SMMTでは、電気自動車の登録台数が2020年には5万1,000台となり、市場シェアは2.2%に倍増すると予想している。