ドイツ政府、大学の競争力強化を支援

ドイツ政府は、同国の大学の競争力強化を支援する取り組み「エクセレンス戦略」の一環として実施する支援措置「エクセレンス大学」の対象となる11大学・大学連盟(大学10、大学連盟1)を発表した。支援額は、総額で年1億4,800万ユーロとなり、1大学あたり1,000万~2,800万ユーロを助成する。資金は、連邦政府(75%)と州政府(25%)が分担する。

「エクセレンス戦略」は、学術分野における将来の卓越性(Spitzenleistung)の確保や協力関係の構築などを支援するもので、連邦政府と州政府が2005~2017年に実施した大学の強化策「エクセレンスイニシアチブ」に続く取り組みとして、2018年から実施している。

今回発表した助成対象は、アーヘン工科大学、ボン大学、ドレスデン工科大学、ハンブルク大学、ハイデルベルク大学、カールスルーエ工科大学(KIT)、コンスタンツ大学、ミュンヘン大学、ミュンヘン工科大学、テュービンゲン大学、ベルリン大学連盟(ベルリン自由大学、フンボルト大学ベルリン、ベルリン工科大学、シャリテー大学病院)の11大学・大学連盟。支援金は、11月から給付される。

アニャ・カルリチェク連邦教育研究相は今回の発表に際し、「我が国の繁栄はすべての人に利益をもたらすべきであり、その繁栄を保持し、さらに増大させるためには、ドイツは教育と研究において最前線にいなければならない」と述べ、今回の支援措置の意義を強調した。

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