英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は12日、子会社のベンチャーキャピタル「インモーション・ベンチャーズ」を通して自動運転タクシーの開発と運行サービスを手掛ける米ボヤージュに3,100万米ドルを追加出資したと発表した。これによりボヤージュの資本金は5,200万ドルに拡大した。同社は調達した資金を商品化技術とチーム能力の向上、車両ラインナップの拡充に投入する。
2017年設立のボヤージュは移動手段の限られたコミュニティ向けに自動運転タクシーを開発している。2地点を最高時速40kmで運行することから始め、将来的にコミュニティ内の自由な移動を可能にすることを目指す。現在、カリフォルニア州とフロリダ州にある高齢者中心の町(「シニアタウン」、人口は4,000人、12万5,000人)で自動運転タクシーを試験運用している。