スペインの自動車内装部品大手グルーポ・アントリンが12日発表した今年上半期の売上高は26億7,800万ユーロとなり、前年同期から1.3%減少した。営業利益(EBITDA)は2億2,600万ユーロ。最大市場である中国における需要低迷、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)問題、世界的な貿易摩擦などが影響した。
売上高を事業別にみると、オーバーヘッド事業が9億9,200万ユーロ、ドア・ハードトリム事業が10億ユーロ、コックピット・コンソール事業が5億1,500万ユーロ、照明事業が1億7,100万ユーロだった。
地域別では、欧州が13億7,200万ユーロ、NAFTA(北米自由貿易協定圏)が10億2,400万ユーロ、アジア・太平洋は2億2,100万ユーロ、メルコスール(南米南部共同市場)は4,100万ユーロだった。
同社によると、現在67件の電気駆動車関連のプロジェクトが進行中で、うち37件が純粋な電気自動車(EV)向けとなっている。