独自動車部品大手のマーレは12日、合成燃料(eフューエル)と同社製品との適合性テストで、大半の部品がeフューエルに対応しているとする結果を発表した。eフューエルはCO2削減のカギを握ると注目されていることから、マーレは自社製品の汎用性の高さを示すことで需要を取り込む狙いがある。
テストでは主にエンジン部品やフィルターについて、現行の基準を超える混合率のeフューエルがエンジンの稼働に与える影響を調べた。その結果、標準的な燃料噴射の条件下では化石燃料を使用した場合と同様のエンジン性能を確保できることが実証された。また、eフューエルと化石燃料とで異なる燃焼プロセスは確認されず、排出挙動でも化石燃料を上回る良好な結果が得られた。