英自動車大手のジャガー・ランドローバー(JLR)は9月26日、英国のゲイドンに新しいデザイン・開発センターを開設した。デザイン、エンジニアリング、生産調達を一つの拠点に集約し、デザインから量産化までの一連の開発プロセスにおける連携を強化する。また、同拠点では、再生可能エネルギーを活用したり、建設工事で掘り出した土を活用して自然な景観を整備するなど、環境に配慮している。
同拠点では、約1万3,000人のエンジニアやデザイナーがジャガーおよびランドローバーの次世代モデルを開発する。自動車業界の将来の重要分野とされる、電動車、コネクテッドカー、自動運転、シェアリングモビリティなどの技術開発に取り組む。
同拠点の面積は400万平方メートルと、サッカーコート約480面分に相当する。投資は約5億ポンド。作業スペースは約5万平方メートル拡張した。
同拠点では、建物の屋根に設置した3,000平方メートルのパネルの太陽光発電設備により、消費エネルギーの最大20%を賄うことができる。残りの電力も100%再生可能エネルギーを使用する。