仏自動車部品大手のフォルシアは3日、イスラエルのテルアビブでサイバーセキュリティに特化した技術プラットフォームを立ち上げたと発表した。コネクテッドカーや自動運転車の普及をにらみ、通信セキュリティに関する高度な知見を集めてデータの保護やドライバーの安全につなげるのが狙い。これにより同社は、外部からの不正な干渉を防ぎ、安全な接続を確保する端末間(エンドツーエンド)ソリューションを開発していく。
フォルシアは同プラットフォームを通じ、現地の技術系スタートアップ企業や主要なイノベーションクラスターと提携してサイバーセキュリティの専門知識を高度化していく。すでに60人の専任スタッフが同分野に従事しており、ハードとソフトの両面で包括的なセキュリティシステムを開発している。
同社は今年5月、イスラエルのサイバーセキュリティ企業ガードノックスへの資本参加を発表している。