独大手9社、「ドイツ経済イニシアチブ」発足<欧州自動車短信>

ドイツ銀行のクリスティアン・ゼーヴィング頭取の主導により、独9社による「ドイツ経済イニシアチブ」が発足した。ドイツの競争力強化を目指し、政界に提言していく方針という。独『ウェルト(日曜版)』紙が報じた。イニシアチブには、ドイツ銀行のほか、ダイムラー(自動車)、アクセル・シュプリンガー(出版)、バイエル(化学)、ドイツ取引所(フランクフルト証券取引所を運営)、ルフトハンザ(航空)、SAP(ソフトウエア)、シーメンス(電機)、トルンプ(工作機械)が参加している。同紙によると、ドイツ銀行のゼーヴィング頭取はダボスで1月に行われた世界経済フォーラムに出席した際、国内企業のトップにイニシアチブの発足を持ち掛けたとされる。その後、4月初めにフランクフルトのドイツ銀行本社で会議し、ドイツのために団結することで合意したもよう。次回の会議は10月半ばに予定されており、今後の活動について協議するとみられている。

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