欧州商用車販売、9月は10.0%減少 1/5

欧州自動車工業会(ACEA)は24日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における9月の商用車新車登録が前年同月比10.0%減の19万1,588台となり、年初から8カ月連続の販売増加がストップしたと発表した。9月はすべてのカテゴリーで販売が減少。主要5カ国では、フランス(2.5%増)とイタリア(8.8%増)が前年同月を上回ったが、英国(22.0%減)とドイツ(11.5%減)は2ケタの減少、スペイン(4.2%減)も前年同月に比べ減少した。1~9月の累計では193万1,460台と、前年同期に比べ4.6%増加している。

9月のカテゴリー別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比9.4%減の16万446台と低迷した。2019年9月から新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)が小型商用車にも適用された影響があり、EU加盟国の半数以上(計16カ国)で前年同月を下回った。

3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比13.4%減の2万7,657台と、2ケタの減少だった。主要5カ国では、イタリア(22.7%減)、ドイツ(12.3%減)、英国(11.3%減)が大きく落ち込んでいる。16トン以上の大型トラックも前年同月比13.8%減の2万2,887台と2ケタの減少だった。

バスは、前年同月比6.7%減の3,485台。フランス(11.1%増)とイタリア(5.6%増)が前年同月を上回った一方、ドイツ(19.0%減)、スペイン(28.8%減)は大幅な2ケタの減少、英国(4.7%減)も前同月に比べ減少した。

上部へスクロール