CATL、ドイツ工場を着工

中国の電池メーカー、コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー・リミテッド(寧徳時代新能源科技、CATL)は18日、ドイツのエアフルトに建設する電池セル工場の鍬入れ式を行った。5年以内に同工場に最大18億ユーロを投資する計画。従業員数は約2,000人を予定している。新工場は遅くとも2022年に生産を開始する予定。

CATLは昨年夏にドイツ工場の建設計画を発表した際、2022年までに2億4,000万ユーロを投資し、600人の新規雇用を予定していると説明していた。CATLの欧州事業責任者であるマティアス・ツェントグラフ氏によると、新工場への投資規模は今夏に18億ユーロに増額し、従業員数も約2,000人に引き上げた。生産能力は当初14ギガワット時とし、将来は24ギガワット時となる見通し。さらなる生産能力の増強も視野に入れている。

ツェントグラフ氏によると、CATLは今夏に、以前、ボッシュやソーラーワールドが太陽光発電設備を生産していた生産棟とオフィス棟を購入した。来年の夏にはこれらの棟内で従業員約200人が中国から出荷したセルをモジュール組み立てする計画。

新工場は、高速道路4号線と71号線が交差する工業団地フランクフルタークロイツにある70ヘクタールの用地に建設する。ツェントグラフ氏によると、まずは22ヘクタールを使って工場を建設する予定。

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