ボルボグループ、電気連節バス「7900EA」を市場投入

スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループは今月23日までブリュッセルで開催されたバスの国際見本市「バスワールド」で、新型の電気連節バス「ボルボ7900エレクトリック・アーティキュレイテッド(EA)」の市販モデルを公開した。乗車定員は最大150人で、同クラスのディーゼルモデルと比べてエネルギー消費を80%低減している。運行頻度が高い主要路線に投入することにより、輸送量確保と環境配慮の両立が期待される。

「ボルボ7900EA」は全長18メートルと18.7メートルの2タイプがある。出力200kWのモーターを2基搭載し、最大トルク31kNmを引き出す。搭載するリチウムイオン電池は容量396kWh。充電は、運行ルート沿いにある急速充電ステーション(Oppチャージ)や、車庫でコンバインドチャージングシステム(Combo2/CCS)で行う。20度の急勾配でも登坂できる性能を持つ。

ボルボはまた、「7900」をベースとするハイブリッド(HV)とプラグインハイブリッド(PHV)仕様車も開発した。エネルギー消費はディーゼルモデルに比べそれぞれ40%、60%向上している。

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