ボルボ・グループがイスラエル企業に投資、コネクテッドカーの安全システム開発で

スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループは10月21日、傘下のボルボ・グループ・ベンチャーキャピタルを通じ、自動車のサイバーセキュリティシステムを開発するイスラエルのアップストリーム・セキュリティ（テルアビブ）に投資したと発表した。アップストリームは資金をコネクテッドカーの外部接続時のセキュリティー技術開発に当てる。投資額は非公表。

アップストリーム・セキュリティはコネクテッドカーへの外部からの悪意のある干渉に対するソリューションを開発している。今回の投資は、スマートモビリティ技術の開発を専門とするイスラエルの専門機関DRIVEとボルボ・グループ・ベンチャーキャピタルの提携により実現した。

コネクテッドカー向けのサイバーセキュリティ市場は大きな成長が見込まれている。ボルボ・グループ・ベンチャーキャピタルのアンナ・ヴェスターバーグ最高経営責任者（CEO）は「アップストリーム・セキュリティは将来のコネクテッドカーの要件を満たすソリューションを持っている」と述べた。