仏レンタカー大手のヨーロッパカー
は10月23日、2019年通期の業績予想を下方修正した。独業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版、10月24日付)が報じた。英国の欧州連合(EU)離脱問題をめぐる混乱に加え、世界経済低迷の影響を受けたことが理由。売上高は、当初見込んでいた「30億ユーロ」を下回る「29億5,000万ユーロ」と予測。また、営業利益(Ebitdaベース、調整済み、カーシェアリングサービス事業を除く)は、「3億7,500万ユーロ」としていたこれまでの予想を「3億500万ユーロ~3億1,500万ユーロ」に引き下げた。カーシェアリング事業を含む営業利益は、「2億7,500万ユーロ~2億8,500万ユーロ」にとどまるとした。この発表を受け同社の株価は3.26ユーロに急落、過去最低を記録した。なお、第3四半期(7~9月)の売上高は前年同期比2%増を確保したが、営業利益は同10%減の2億1,800万ユーロに低迷した。同社はコスト削減プログラムを打ち出しており、来年度末までに6,000万ユーロ以上のコスト削減を目指している。