JLRがドバイで「Iペース」自動運転車の公道試験

英高級車大手のジャガーランドローバー(JLR)は10月23日、ドバイで開催された「自動運転交通の世界会議」に合わせ、完全電気自動車(EV)「Iペース」をベースに開発した自動運転車の試作モデルを使って公道走行試験を実施したと発表した。同モデルは信号機検出システムや、車載レーダーとカメラを組み合わせた車両検出・回避機能などを装備している。停止時から高速道路走行に至るまでの速度とハンドル操作を自動制御するという。

「Iペース」はJLR初の純粋なEVモデルで、新開発したEV専用のプラットフォームを採用する。最高出力197bhpの電気モーターを前輪と後輪に組み込んでおり、システム総出力で395bhp、最大トルクで516lb

ftを引き出す。駆動方式は4WDとなり、0~100km/hの加速性能は4秒。90kWhのリチウムイオン電池を搭載し、最大航続距離で470キロメートル(WLTP)を確保する。充電は、出力50kWの直流急速充電でバッテリー容量の80%までを90分、フル充電でも2時間で完了する。

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