独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のスウェーデン商用車大手スカニアは10月25日、スタートアップ企業のハブ拠点である「SUP46」(ストックホルム)と社内向けのアクセラレートプログラムで協働すると発表した。選考を経た4つのチームがSUP46に参加し、それぞれ独自のプロジェクトを推進する。多くのスタートアップ企業が集うSUP46との交流を通じて従業員が起業家の視点を体得し、新たなイノベーションを創出することを期待する。
4つのチームは今後6カ月に渡り、通常業務から離れてプロジェクトに専念する。各チームのプロジェクトは、◇人工知能(AI)とゲーミフィケーション(ゲーム的要素をビジネスに応用)を使った技術者と顧客とのマッチングサービス◇日常的に運用する自動運転機能のサポートと保証◇電気駆動車と充電インフラのマッチング◇建設事業者向けの季節に応じたケータリングサービス――があがっている。スカニアは活動資金として各チームに50万クローナ(約4万6,000ユーロ)を提供する。