英新車登録、10月は6.7%減少 1/2

英自動車工業会(SMMT)が5日発表した同国の2019年10月の乗用車新車登録は14万3,251台となり、前年同月に比べ6.7%減少した。1~10月の累計は、前年同期比2.9%減の200万5,522だった。ディーゼル車やクリーン・エア・ゾーン(大気汚染規制)に関する不透明感や経済成長の低下、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱など、政治・経済の不安定が販売減少の背景にある。

10月の顧客別の新車登録では、個人(前年同月比13.2%減)と小口法人(30.3%減)が大きく落ち込んだ一方、大口法人(0.3%増)は安定していた。

燃料別では、ディーゼル車(28.3%減)が大幅な2ケタの減少となり、ガソリン車(3.2%減)も前年同月を下回った。代替燃料車は、電気自動車(151.8%増)が大幅に伸びた。ハイブリッド車(28.9%増)も好調だった。プラグインハイブリッド車(1.7%減)は前年同月をやや下回った。SMMTによると、代替燃料車全体の市場シェアが9.9%となり、過去最高を記録した。前年同月の6.9%から大幅に増加している。

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