独高級車大手ポルシェ、1-9月期は増収増益

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手ポルシェが10月31日発表した1-9月期決算は、売上高が前年同期比7%増の204億9,000万ユーロ、営業利益は1%増の33億5,000万ユーロに拡大した。好調のSUVモデルが全体をけん引した。営業利益率は16.3%。販売台数は3%増の20万2,318台だった。従業員数も7%増えて3万4,675人となった。

モデル別ではSUV「カイエン」が25%増の6万2,022台、同「マカン」は9%増の7万3,967台と好調だった。カイエンには先ごろ、クーペモデルとプラグインハイブリッド(PHV)モデルが追加された。

販売台数を地域別にみると、中国が14%増の6万4,237台、米国も6%増の4万5,062台と好調だった。

2019年の業績見通しについては売上高と販売台数で小幅な伸びを予想している。同社初の純粋な電気自動車(EV)「タイカン」は、今年末に米国で、来年初頭に欧州で発売される予定。

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