スペイン部品大手ゲスタンプ、1-9月は6.8%の増収

スペイン自動車部品大手のゲスタンプが10月31日発表した2019年1-9月期決算は、営業利益(EBITDAベース)が前年同期比10.8%増の7億5,500万ユーロ、売上高は6.8%増の65億7,200万ユーロに拡大したものの、純利益は21.5%減の1億2,800万ユーロに落ち込んだ。

7-9月期(第3四半期)では営業利益で19.4%増の2億3,400万ユーロ、売上高で8.7%増の20億5,900万ユーロを計上した。

1-9月の売上高成長を地域別にみると、主力の西欧で前年同期比4.4%減となったものの、東欧は21.1%増、北米自由貿易協定圏(NAFTA)は20.2%増、メルコスール(南米南部共同市場)は18.7%増、アジアも9.6%増とそれぞれ大幅な増収を確保した。

同社は2019年の業績見通しについて、売上高成長率は1ケタ台の後半から半ばになると下方修正した。EBITDAは増えるものの伸び率は売上成長を下回るとみている。

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