独自動車部品大手のグラマーは5日、中国の第一汽車(FAW)の子会社である長春一汽富晟集団有限公司(Changchun
FAWSN
Group)と自動車用内装部品の合弁会社を設立する契約を締結した。グラマーは今回の合弁設立を通して、世界最大の自動車市場である中国における顧客基盤を拡大するとともに、他のアジア市場における事業拡大を進めていく。
合弁会社Grammer
FAWSN
Vehicle
Partsへのグラマーの出資比率は50%。新合弁会社では、FAWグループとFAWの国外の提携先が製造する乗用車向けにさまざまな内装部品を生産する。グラマーは、コンソールや内装部品、熱可塑性部品の開発・生産に関するノウハウを合弁会社に投入する。
グラマーは現在、中国に乗用車および商用車向けの部品工場6カ所と研究拠点2カ所を持つ。同社のグループ売上高のうち中国は全体の約15%を占めている。