ボルボ・バスが電気連節バス157台を受注、欧州で過去最大

スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループのバス部門、ボルボ・バスは6日、欧州の公共交通大手トランスデブ(Transdev、仏)から電気連節バス157台を受注したと発表した。電気バスの単一受注案件としては欧州で最大規模となる。2020年から納車を開始し、スウェーデンのヨーテボリの複数路線に投入される。排出量や騒音問題の解消に加え、ゼロエミッションが義務付けられた都市の「環境ゾーン」における運行が可能になる。

受注したのは最新の電気連節バス「ボルボ7900エレクトリック・アーティキュレイテッド(EA)」。乗車定員は最大150人で、同クラスのディーゼルモデルと比べエネルギー消費を80%低減できる。充電は、運行ルート沿いにある急速充電ステーション(OppCharge、パンタグラフ式)や、車庫でコンバインドチャージングシステム(Combo2/CCS)で行う。

今回の受注契約にはほかに、欧州連合(EU)の最新の排ガス規制「ユーロ6」に対応したバイオディーゼル燃料で走行するバス27台が含まれている。

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