独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、1-9月期の世界販売が80万4,900台となり、前年同期から15.3%増加したと発表した。これにより売上高も同17.6%増の148億ユーロに拡大し、過去最高を記録した。営業利益は同8.5%増の11億7,500万ユーロに達した。販売台数と売上高が好調な背景には、シェコダブランドの営業強化のほか、インドで展開する乗用車子会社3社
(フォルクスワーゲン・インディア・プライベート(VWIPL)、フォルクスワーゲン・グループ・セールス・インディア・プライベート(NSC)、シュコダ・オート・インディア・プライベート(SAIPL))の統合効果がある。一方、出荷台数は、主要市場である中国での販売不振を受け、同2.7%減の91万3,700台に後退した。中国を除く出荷台数は同4.4%増の71万9,300台だった。車種別ではSUVの「コディアック」と「カロック」の販売が好調で全体を牽引した。