仏ミシュランとフォルシア、燃料電池事業で合弁設立

フランスのタイヤ大手ミシュランと自動車部品大手のフォルシアは21日、燃料電池事業の合弁会社の設立を正式に決定したと発表した。社名はSYMBIO,

A

FAURECIA

MICHELIN

HYDROGEN

COMPANYとする。新しいロゴも作成した。新合弁会社は、小型車、商用車、トラック、その他のエレクトロモビリティ分野向けに燃料電池システムを開発・生産・販売する。

ミシュランは子会社シンビオ(Symbio)のノウハウなどを合弁会社に投入する。フォルシアは、仏原子力・

代替エネルギー庁(CEA)との技術協力を通して得た燃料電池セルに関するノウハウなどを持つ。

両社は当初、1億4,000万ユーロを合弁事業に投資する。当該資金は、欧州、中国、米国に投入する新世代の燃料電池の開発・生産・事業拡大の資金とする。合弁会社を通して2030年までに市場シェアで25%、売上高で約15億ユーロの達成を目指す。

両社の発表によると、エレクトロモビリティの需要は2030年までに大幅に拡大する見通しで、水素燃料車の市場規模は200万台(うち、トラック35万台)に拡大すると予想されている。

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