独ボッシュ、ローカル5Gライセンス申請

独自動車部品大手のボッシュは21日、ドイツの連邦ネットワーク庁に第5世代移動通信システム(5G)のローカルライセンス(特定の範囲内で限定的に5Gを使用できるライセンス)を申請したと発表した。まずは、国内2拠点でライセンスを申請した。来年にも提携先と協力してローカル5Gネットワークを構築する。2拠点では、5Gネットワークを活用した生産のデジタル化(インダストリー4.0)に関する技術を研究し、競争力を強化する。

ボッシュはまずは、シュツットガルトのフォイヤーバッハにあるインダストリー4.0の旗艦工場とレニンゲンにある研究キャンパスの2拠点におけるライセンスを申請した。

ローカルネットワークは、公共の通信ネットワークから独立しており、高い安全性や独立性を確保することができる利点がある。セキュリティ面などネットワーク管理も独自に行うことができる。

ローカル5Gネットワークの構築により、例えば、移動型ロボット、自動運転の構内運搬車、眼鏡型端末による業務サポートなど、デジタル技術を活用した新しい生産システムが可能になる。デジタル技術の活用により、生産効率の改善やコスト削減、労働の快適性向上などの可能性が広がる。

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