英新車登録、11月は1.3%減少 1/2

英自動車工業会(SMMT)が5日発表した同国の2019年11月の乗用車新車登録は15万6,621台となり、前年同月に比べ1.3%減少した。法人・個人の信頼感低迷や、不安定な経済、ディーゼル車やクリーン・エア・ゾーン(大気汚染規制)に関する不透明感など複数の要因が重なり、2019年は前年同月を下回る月が多くなっている。1~11月の累計は、前年同期比2.7%減の216万2,143台となった。

11月の顧客別の新車登録では、個人(前年同月比6.1%減)と小口法人(3.2%減)が低迷した一方、大口法人(2.8%増)は前年同月を上回った。

燃料別では、ガソリン車が2.0%増加した一方、ディーゼル車は27.2%減と大幅に落ち込んでいる。代替燃料車は全体に占める割合が10%を超え、10月から2カ月連続で市場シェアで過去最高を更新した。代替燃料車は、電気自動車(228.8%増)、プラグインハイブリッド車(34.8%増)、ハイブリッド車(15.0%増)のいずれも前年同月を大きく上回った。

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