独ダイムラー、タイでバッテリー生産を開始

独自動車大手のダイムラーは4日、乗用車部門のメルセデスベンツ・カーズがタイのバンコック地域でバッテリーの生産を開始したと発表した。メルセデスベンツは、現地提携先のトンブリ・オートモーティブ・アセンブリー・プラント(TAAP)およびトンブリ・エナジー・ストレージ・システムズ(TESM)と共同で、新しいバッテリー工場の建設および既存の車両工場の拡張に1億ユーロ超を投資してきた。

新しいバッテリー工場はバンコク地域にある5万平方メートルの敷地に建設した。新工場から、現地生産するプラグインハイブリッド車にバッテリーを供給する。今回の投資を通して増員する従業員300人超のうち、100人がバッテリー生産に携わる予定。

新しいバッテリー工場で生産するバッテリーシステムは主に、メルセデスベンツの「Cクラス」、「Eクラス」、「Sクラス」、「GLC」、「GLCクーペ」に搭載する。ダイムラーによると、タイでは特にメルセデスベンツの「Cクラス」、「Eクラス」のセダンのプラグインハイブリッド車の需要が高い。

TAAPは現在、メルセデスベンツの10モデル(「GLA」、「Cクラス・セダン」、「Cクラス・クーペ」、「Eクラス・セダン」、「CLS」、「Sクラス・セダン」、「GLC」、「GLC・クーペ」、「GLE」、「Aクラス・セダン」)を現地生産している。2018年は1万5,000台超を生産した。TAAPの工場には現在、1,000人超が勤務している。

上部へスクロール