ベルリンで11月20日、持続可能な事業アイデアを表彰する「スタートグリーン・アワード2019」の授与式が行われた。同賞は2015年にスタートし、今年で5回目となる。起業活動の活性化や、新興企業、企業、投資家、資金助成機関のネットワーク化の支援を目的としている。
今年は同賞の開始から過去最高の250件の応募があった。
同賞は、◇起業コンセプト(起業前)◇スタートアップ(起業から0~10年)◇フューチャー・モビリティ(起業から0~10年)◇SDG12:循環経済(サーキュラーエコノミー)(起業から0~10年)の4つのカテゴリーに分かれている。
「起業コンセプト」のカテゴリーでは、ハンブルクのLignoPureが受賞した。LignoPureはハンブルク工科大学のスピンオフ企業で、バイオベースの原料であるリグニンをベースにした製品を開発している。「スタートアップ」のカテゴリーでは、ケルンのソフトウエア会社sustainabillが受賞した。sustainabillは、透明性の高いサプライチェーンを構築するためのクラウドプラットフォームを提供している。「フューチャー・モビリティ」のカテゴリーでは、ミュンスターのE-Lyte
Innovationsが受賞した。同社は、エネルギー貯蔵システム用の電解質を開発している。「SDG12:循環経済」のカテゴリーでは、ベルリンのCircular
Fashionが受賞した。同社は、ファッション業界向けに、材料のサプライヤー、ファッションブランド、消費者、古着の選別業者、リサイクル業者を連携するためのソフトウェアソリューションを提供している。