欧州自動車工業会(ACEA)は17日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2019年11月の新車販売(登録)が前年同月比4.9%増の117万5,959台となり、9月から3カ月連続の増加になったと発表した。11月は前年の新車登録が前年同月比8.0%減と大幅に落ち込んでいた反動がある。1~11月の累計は、前年同期比0.3%減の1,412万3,228台と、ほぼ横ばいとなっている。
11月の主要国の登録台数は、英国(1.3%減)が減少したものの、スペイン(2.3%増)、フランス(0.7%増)、ドイツ(9.7%増)、イタリア(2.2%増)は前年同月を上回った。
メーカー別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比13.4%増と好調。2位のPSAグループは7.2%減、3位のルノー・グループは4.3%増加した。
日本勢は、マツダ(28.3%増)が2ケタ増と好調。トヨタ・グループ(6.9%増)も前年同月を上回った。日産(1.2%減)、三菱自(6.0%減)、ホンダ(7.2%減)はいずれも低迷した。