独オペル、EV「コルサ」のラリー仕様車を開発

仏自動車大手グループPSAの独子会社オペルは11日、電気自動車(EV)モデル「コルサ-e」のラリー仕様車「コルサeラリー」について、2台の開発車両がデューデンホーフェンにある試験センターで耐久テストを受けていることを明らかにした。同モデルは大手自動車メーカーが販売する初めてのラリー仕様EVとなる。予定している生産台数は約20台で、そのうち15台を、来年7月に同社と全ドイツ自動車クラブ(ADAC)が共同で開催する世界初のEVラリー選手権「ADACオペル

eラリーカップ」に提供するという。

「コルサ-eラリー」のパワートレインはベース車両と同様で、最高出力136PS、最大トルク260Nmを引き出す。容量50kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離で337キロメートル(WLTPモード)を確保する。バッテリーを床下に配置して重心を低くし、重量配分も最適化している。

「コルサeラリー」は、性能を最大限発揮する「コンペティションモード」、荒天時の安定性を重視した「レインモード」、省エネ走行が可能な「エコモード」の3つの走行モードを持つ。

上部へスクロール