蘭独政府、グリーン水素に関する実行可能性調査を開始

オランダ政府、ドイツのノルトライ・ヴェストファーレン州政府、ドイツ連邦政府の3者は、オランダおよび独ノルトライ・ヴェストファーレン州におけるグリーン水素の多国間ビジネスケースの実現可能性に関する調査を実施する。当該プロジェクトは1月29日、オランダのアルンヘムで開催されたエネルギー会議「Combined

Energy」で紹介された。同調査の主な結果は年内にも書式で公開する予定。

同プロジェクトでは、北海からオランダと独ノルトライ・ヴェストファーレン州の国境地域にある産業クラスターへと至るグリーン水素の国境を超えたバリューチェーン(価値連鎖)の構築について実行可能性調査(フィジビリティ・スタディ)を実施する。

その際、グリーン水素の生産・輸送・産業利用を通じた、温室効果ガスの排出量の削減と、工業分野における再生可能エネルギーの利用拡大に重点を置く。また、グリーン水素の国境を超えたビジネスケースの形成に必要な法的枠組み条件の必要性についても調査する。

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