独コンチネンタル、米国にレーダーセンサーの新工場建設

独自動車部品大手のコンチネンタルは6日、米テキサス州のニューブラウンフェルズにレーダーセンサーの新工場を建設すると発表した。投資は総額約1億ユーロ。2020年半ばまでに鍬入れ式を行い、2021年には生産を開始する計画。新工場の建設は同社の成長戦略の一環であり、新車での搭載率が上昇している運転支援システムの生産を強化する。

レーダーセンサーは、緊急ブレーキや速度調整などの運転支援システムに使用されている。米国特有の機能としては、トレーラーを牽引する乗用車の死角監視システムにレーダーセンサーが投入されている。

コンチネンタルは今後5年間で10億ユーロに近い資金を運転支援や自動運転の分野に投資する計画。ニューブラウンフェルズには、今後3年間で約1億ユーロを新工場に投資する予定。

コンチネンタルは米国ではすでに、ニューブラウンフェルズから約25キロメートルの距離にあるシギーン工場でレーダーセンサーを生産している。近隣地域に運転システムの開発・生産で従業員450人を抱えている。新工場の建設により、従業員数は約130人増える予定。

米国では運転支援システム関連ではこのほか、、ミシガン州のオーバーンヒルズ(デトロイト近郊)とカリフォルニア州のサンタ・バーバラに開発拠点があり、ライダー(LiDAR)技術などを開発している。