Reifen Krieg<欧州自動車短信>

自動車タイヤ卸売り大手フィンタイヤ・グループの独子会社ライフェンクリーク

がこのほど破産を申請した。独業界紙『オートモビルボッへ』(電子版、2月8日付)が報じた。経営破綻に追い込まれた理由は明らかにされていないが、複数の情報筋によると、親会社のフィンタイヤ・グループ(本社ロンドン)が進めていたライフェンクリークの売却交渉が不調に終わり、資金繰りが悪化していた。ヘッセン州のフルダ近郊のノイホーフにある物流拠点は操業を停止した。今後、従業員約200人の解雇や施設の閉鎖が行われるかは明らかにされていない。ライフェンクリークのクリスティアン・シルト営業部長は、フィンタイヤ・グループから独立すれば、再建は可能という見解を示している。ライフェンクリークは2007年の設立。2018年にフィンタイヤ・グループに買収された。フィンタイヤには米投資会社のベインキャピタルが資本参加している。

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