トヨタのドイツ法人は10日、同国のザールラント技術・経済専門大学(htw
saar)がトヨタの燃料電池車「ミライ」を使用して過疎地域での実用研究プロジェクトを実施すると発表した。2020年春から開始する予定。
今回の実用試験は、研究プロジェクト「EM:POWER」の一環で、ザールラント州の田舎に住む30世帯にそれぞれ1~2週間、「ミライ」を使用してもらう。使用期間の前後および使用中にアンケートやインタビューを実施する。また、走行データを分析・比較する。「ミライ」は1回の水素タンクのフル充填で約500キロメートルを走行することができる。充填にかかる時間も3~5分と短い。
同プロジェクトは、ザールラント州の内閣官房や、欧州連合(EU)の欧州地域開発基金(EFRE)の枠組みから資金支援を受けている。