英自動車工業会(SMMT)によると、同国の2019年の乗用車新車登録(231万1,140台、前年比2.4%減)のうち、ボディカラー別ではグレーが市場シェア22.6%で最も多く、2年連続で首位となった。
グレーは2018年に黒を抜いてトップに躍進した。2019年は、グレー、黒、白の上位3色を合計すると市場全体の約60%を占めている。黄色は2018年にベージュに抜かれてトップ10外となったものの、2019年は再びトップ10に返り咲いた。また、人気の低い色は、マロン、クリーム、ピンクで、3色合わせても乗用車新車登録全体の1%未満の市場シェアにとどまっている。
SMMTによると、セグメントや駆動装置によっても人気の色が異なる。例えば、最も小型のセグメントであるミニでは白が多い一方、エグゼクティブと高級サルーンでは黒が多い。また、ディーゼル車とガソリン車のドライバーはグレーを選ぶ傾向があるが、ゼロエミッションの電気自動車では白が最も多かった。