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2020/2/28

総合 – 自動車産業ニュース

ジュネーブ・モーターショー、開催へ

この記事の要約

スイスのジュネーブ・モーターショー(GIMS、一般公開:3月5~15日)は、通常通り開催されるもようだ(※編集注)。欧州ではイタリアなどで新型コロナウイルスの感染者が増加している状況にあるが、2月27日付の独業界紙『オー […]

スイスのジュネーブ・モーターショー(GIMS、一般公開:3月5~15日)は、通常通り開催されるもようだ(※編集注)。欧州ではイタリアなどで新型コロナウイルスの感染者が増加している状況にあるが、2月27日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、GIMSの主催者は2月26日夕方、「現在の状況では、GIMSの開催を妨げるものは何もない」とし、イベントを予定通り開催する方針を明らかにした。ただ、同紙の取材によると、一部の企業では経営トップの来場がキャンセルされたり、出展ブースの人員を最低限に抑えるところもあるもよう。

『オートモビルボッヘ』紙によると、伊自動車部品メーカーのブレンボでは、社長を含む経営陣がプレス会見への出席をキャンセルした。独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、ブーススタッフなどを現場で最低限必要な人数に減らしたとしている。マツダも、出展やプレス会見は行うものの、人員は最低限に抑えたとしている。これに対し、イタリアのピニンファリーナは、計画通り新モデルを世界初公開する予定。経営陣も危険な地域から来ないため、問題なく来場することができるとしている。

中国の自動車メーカー、愛馳(Aiways)では、純粋な電気自動車のクロスオーバー・クーペ「U

6ion」の会場への輸送がプレス会見までに間に合わない見通し。ただ、経営陣は予定通り見本市に出席する予定。

(※編集注:スイスの連邦評議会は2月28日、新型コロナウイルスの感染拡大の予防措置として、参加者が1,000人を超えるすべてのイベントの開催を禁止する決定を下した。当該措置は直ちに効力を発し、少なくとも3月15日まで適用される。ジュネーブ・モーターショーは、昨年は約60万人が来場しており、連邦評議会の決定を受けて開催が中止となる可能性がある。)

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