欧州自動車工業会(ACEA)は25日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)における2020年1月の商用車新車登録が15万3,114台となり、前年同月に比べ11.5%減少したと発表した。全体の80%以上を占める小型商用車が前年同月比10.2%減と大きく落ち込んだことが響いた。主要4カ国では、スペイン(19.3%減)が大幅な2ケタの落ち込みとなったほか、フランス(9.1%減)、ドイツ(7.6%減)、イタリア(2.9%減)も前年同月を下回った。
カテゴリー別では、バスを除くすべてのカテゴリーで落ち込んだ。3.5トン以下の小型商用車が前年同月比10.2%減の12万5,927台と低迷。中・大型トラックも19.2%減の2万3,899台だった。中・大型トラックのうち、大部分を占める大型トラックが21.7%減の1万9,611台と大きく後退した。
バスは、前年同月比4.9%増の3,288台だった。主要国では、フランス(27.3%増)とイタリア(17.0%増)が好調な一方、ドイツ(0.5%増)はほぼ横ばい、スペイン(3.4%減)は前年同月を下回った。