独自動車部品大手のコンチネンタルは19日、農業サービス最大手アグラフィスグループ傘下の農業機械専門商社メンケ・アグラー(ゾースト)と、動力伝達ベルト(Vベルト)「Agridur」の販売で提携したと発表した。メンケ・アグラーが持つ広範な販売網を活用してドイツおよび中東欧における営業を強化する。
メンケ・アグラーは農機用交換部品や付属品の独立系プロバイダー。ドイツなど内外に約9,000のディーラーや整備工場などの販売網を持つ。「Agridur」には皮膜処理をしたVベルト、幅広のワイドVベルト、可変スピードベルト、ポリエステル製Vベルトの4製品があり、同製品を取り扱うことで顧客ニーズに柔軟に対応できるようになる。
コンバインハーベスターやトラクターなど最新の農業機械は構造や性能が複雑・高度化しており、高性能の駆動用交換部品に対する需要が高まっている。コンチネンタルはこれに応えるため、製品ポートフォリオを拡充している。