独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は2月28日、都市型トラック「Lシリーズ」に、ダウンサイジングした7リットルエンジン「DC07」を搭載するモデルを設定したと発表した。これにより環境性能が向上するほか、最大積載量を360キロ増やした。従来の9リットルエンジン搭載モデルも継続販売する。
DC07エンジンは直列6気筒で、最高出力220hp、250hp、280hp(最大トルク1,200Nm)の3機種がある。独自開発のディーゼル排気ガス浄化(尿素SCR)システムを装備する。
Lシリーズはドライバーの座席ポジションが低く、他の車両のドライバーや歩行者などとのアイコンタクトが取りやすい。キャブ部分の屋根の高さはロー、ノーマル、ハイの3タイプがあるほか、オプションでハンドブレーキをかけると前輪のサスペンションが10センチ下がり乗降しやすくなる機能も付けられる。車軸構成は4×2、6×2または6×4となる。