仏ヴァレオ、後付けeコール「ヴァレオ・レスキューア」を発表

仏自動車部品大手のヴァレオは3月26日、後付けタイプのeコール(自動緊急通報システム)ソリューション「ヴァレオ・レスキューア」を数カ月以内に市場投入すると発表した。欧州連合(EU)では2018年4月1日から、域内で販売される新車を対象にeコール搭載が義務付けられている。同ソリューションは同日以前に新車登録された車両でも後付けできるもので、自動車事故における乗員の人命救助率の向上が期待される。

ヴァレオ・レスキューアは車の12ボルトソケット(シガーライター)に差し込んで利用する。主な特徴として◇加速度センサーとジャイロセンサーによる自動的・自律的な事故検出◇全地球測位システム(GPS)による車両位置の特定◇GSM移動体通信カードを使ったデータ送信による車両識別◇乗員の母国語に対応する24時間・年中無休のサポート体制◇必要時における95秒以内の救急隊員の呼び出し――がある。車両故障時にワンボタンで連絡できる支援サービス「b-Call」の機能も備えている。

同社によると、ヴァレオ・レスキューアはフランスのロードセーフティ・イノベーションアワード2020を受賞した。

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